「何を話せばいいんだろう」
お見合いの席で、頭が真っ白になる。
沈黙が怖くて、つい笑ってごまかす。
あ、なんか彼楽しそうじゃない…
私ってほんと口下手。
パーティーでは、隣の明るい人がもう盛り上がっている。
私は、グラスを持ったまま、こわばった笑顔が精一杯。
パーティーが終わってホッとしてる自分。
帰り道に、ぽつり。
「私、選ばれない側だよな…」
明るくて、話し上手な人から選ばれていく。
わかる!
そう思うよね。
だって楽しそうに見えたもの。
なんだか自分だけ異世界住人状態。
ご相談でも、この声は本当に多いんです。
「話すのが苦手だから、婚活に向いてないと思うんです」
って。
でもちょっと待ってほしい。
おしゃべりが上手って、もちろんステキなことだけど、あなたのステキさは別にあるんだってことを知ってほしい。
国の調査で、「結婚相手に何を求めるかを」聞いたものがあります。
男女とも、いちばん重視されていたのは「人柄」(会話上手じゃないよ〜!)
〈出典:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」 https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/doukou16_gaiyo.asp 集計の対象は「いずれ結婚するつもり」と回答した18〜34歳の未婚者です。〉
人柄って、
話がうまいかどうかとは、別のもの。
「話せないから選ばれない」って、本当でしょうか。
人見知りだと婚活で選ばれない、は本当?

男性が見ているのは、会話の上手さではなかった
お見合いのあと、お相手の男性側から届く感想で、
よく出てくる言葉があります。
「何を考えているのか、最後まで分からなくて」
「楽しかったのかどうか、判断できなかった」
「話が弾まなかった」ことよりも、
「気持ちが見えなかった」ことのほうが、
次に進まない理由になっているんです。
話すのが苦手なことと、
一緒にいて疲れること。
この2つは、別のものなんです。
男性が離れていくのは、会話が下手だからではなく、
相手の気持ちを毎回推測しないといけない関係になるから。
楽しいのか、つまらないのか。
嫌なのか、平気なのか。
それをずっと想像し続けるのは、誰だって疲れる。
逆に言えば、口数が少なくても、
気持ちが伝わってくる人は、ちゃんと次につながっていきます。
選ばれる人見知りと、すれ違う人見知りの違い
同じ人見知りでも、うまくいく人と、すれ違ってしまう人がいる。
その違いは、話す量は関係ない。
| すれ違いやすい | 選ばれやすい |
|---|---|
| 無表情で、相づちがない | 話すのは苦手でも、反応はある |
| 好意を言葉にしない | 短くても「ありがとう」「嬉しい」を言う |
| 不機嫌になって、察してもらおうとする | 嫌なことは、言葉で伝える |
| 既読のまま、返信が止まる | 遅くても、返信はする |
| 質問しても話が飛んで結局よくわからない | 質問に対してちゃんと答えてくれる |
左側は、どれも相手に推測させてしまう行動。
右側は、どれも自分から小さく伝える行動です。
右側の人も、口数は少ないまま。
でも、気持ちはちゃんと相手に届いています。
あなたは、どちらに近いかな?
話せるようになる必要はない。
必要なのは、反応・感謝・「嫌だ」をちゃんと相手にわかるように言葉にして伝えること。
人見知りの婚活が苦しくなる、本当の理由
「コミュ力が高い男性」には2つのタイプがいる
「コミュ力が高い男性」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?
実はこの言葉には、
まったく違う2つのタイプが混ざっています。
明るくて、いつも輪の真ん中にいる人。面白い話で全体を笑わせるのが得意です。
意識が向いているのは「場が楽しいか」。
盛り上がっているあいだ、輪の外にいる1人には気づかないこともあります。
そして、もう1つ。
相手の話を引き出すのが上手な人。
黙っている人を放っておかず、自分が中心にいなくても平気です。
意識が向いているのは「目の前のあなたが楽しいか」。
どちらも、人と話すのは得意。
でも、見ている先がまったく違うんです。
惹かれる相手と、一緒にいて楽な相手がズレている
人見知りの女性が一緒にいて楽なのは、どちらだと思いますか?
そうだよね、2つ目の聞き出すタイプ。
なのに、憧れが向かうのは
1つ目のタイプになりやすいってことない?
キラキラして見えるし、みんなが注目しているから。
一緒にいたら楽しそう!って思うかもね。
でも、場の中心にいる人を追いかけるほど、
話せない自分が目立ってしまう。
輪に入ろうとして、入れなくて、
「やっぱり私はダメだ」
と落ち込む。
入れても、
なんだか微妙な空気になっちゃったりして…
自分のコミュ力にまた落ち込む。
でもね、
それは、あなたの力が足りないってことじゃない。
相手の選び方が、あなたに合っていない。
うちでは性格のタイプから相性を見ていきますが、
その中で、相性が安定しやすい組み合わせがあることが分かっています。
人見知りの女性が肩の力を抜いて話せているとき、
お相手は聞き出すタイプのことが多いんです。
苦しさの正体は、憧れる相手と、楽な相手のズレ。
意外と自分ではわからないこと。
話を聞き出してくれる人は、どこで見分ける?
大勢の場で見える、たったひとつの違い
パーティーや食事会で、ちょっと観察してみてください。
(婚活に来てるのに観察?と思ったかも。でもこれ、意外と効くんです)

場の中心で盛り上げるタイプは、みんなに向けて話します。
聞き出すタイプは、静かな人の隣に移動して、その人が答えやすい質問をします。
見るのはここだけ。
誰がいちばん面白いかではなく、
誰が、輪の外にいる人に気づいているか。
聞き出すタイプの人は、あなたが一言しか返せなくても、
「それって、どういうところが好きなの?」と、そこから話を広げてくれたりします。
お見合いや初デートで確かめられること
1対1なら、もっと分かりやすいです。
- 質問が、答えやすいか
- 沈黙になったとき、焦らずに待ってくれるか
- あなたの短い答えから、次の話を広げてくれるか
3つとも当てはまるなら、
その人の前では、無理に話さなくていいのかもしれません。
もう1つ、うれしい話を。
聞き出すタイプは、場の中心にいるタイプほど目立たない。
だからこそ、ライバルが少ないことが多い。
こんな方がいらっしゃいました。
ルナさん(仮名)は、明るくて人気のある男性にばかり惹かれていました。
「自分にないものを持っていて、いいな〜と思うのと、正直に言えば、友達に自慢できるだろうなって思っちゃってた。」
でも、せっかくタイプの男性と出会えても、そのキラキラ感についていくのに精一杯。
毎回ぐったり。
「デートの後は、自分を責めたり、落ち込んだりすることが多くてつらかった。」
そこで、話を聞き出してくれるタイプの男性ともお会いしてみることに。
お見合いのあと、ルナさんが言ったのは、
「沈黙が、全然怖くなかった、頑張って自分を良く見せようって気持ちがなかったせいかもw」
(そのお相手と、7ヶ月の交際を経てゴールイン♡)
話さなくても伝わる、今日からできること
話し上手にならなくていい。
その代わりに、今日からできることがあります。
反応と「ありがとう」を、短い言葉で返す
①相手にわかるように反応!
うなずく。
「へえ」「そうなんですね」と一言返す。
これだけで、相手は「ちゃんと聞いてもらえている」と安心する。
②ポジティブ感情を大袈裟に
うれしかったことは言葉にする。
「ありがとうございます」
「今日、楽しかった!」
長い文章はいりません。
「分かってるけど、それができないんです」
って思った?
緊張すると、顔も言葉も固まっちゃうよね。
③基本笑顔
すんとした顔。
これはダメ。
相手が話しやすいように、興味を持って聞くこと。
それは表情に出るから。
気持ちは、相手を肯定するって思ってね。
出会ったばかりの時はお互い鎧をかぶってる。
だから、基本は「知りたい」って気持ちで。
④できなくても自分を責めない
できなかった日があっても、自分を責めないこと。
フォローLINEをして
「私がんばった」と思って終わらせること。
自分を責め続けることだけは、しないでね。
フォローは、
帰り際の一言で。
今日は緊張して上手く話せなかったけど、楽しかった♡
と伝えてね。

嫌なことは、不機嫌ではなく言葉で伝える
人見知りの人ほど、嫌なことを飲み込みがちです。
そして、表情や返信の遅さに、にじみ出てしまう。
「察してほしい」
その気持ち、結構女性あるある。
でも、「察する」これは無理です。
あなただって、彼の気持ち察することできないでしょ?
もしかしたら「察してるもん!」って思うかもしれない。
でも、本当に彼がそう思っているかは、彼に聞いてみないとわからないよね。
だから、自分が何を嫌だと感じているのかを、自分で分かっておく。
そして、自分の言葉で渡す。
「今日はちょっと疲れちゃったから、早めに帰るね」
これが、自分軸を持つということ。
言葉にしてもらえると、相手もどうしたらいいかわかる。
それが、相手にとってはいちばんの安心です。
次の約束は、選択肢を2つ渡すだけでいい
デートのあと、「また誘ってくれるかな」と待っていませんか?
慎重な男性ほど、誘っていいのか迷っていることがあります。
そんなときは、選択肢を2つ渡すだけでいい。
デートのお礼LINEで次のデートを決めちゃいましょう!
「今日すごく楽しかったです。またすぐに会いたいって思っちゃいました。◯日と△日、どちらか会えますか?」
こんな方がいらっしゃいました。
いずみさん(仮名)は、自分から誘うことができず、いつも「待ち」状態。
次の約束も彼からの連絡「待ち」。
いつも相手任せにしていて、フェードアウトされることも。
そこで、デートの帰りに次の約束をしてみることに。
「また来週も会いたいな〜と思って。土曜と日曜、どちらか会えますか」
と2択で聞くようにしてみたんです。
(いずみさん談:めちゃくちゃハードル高かったけど、やるしかないと思ってがんばりましたw)
お相手からは「実は、誘っていいか迷ってました」という返事。
それからは、自分から誘うことも。
もちろんデートが続くようになりました。
これは、女性がリードしているのではなく、
「また会いたい」を素直に届けているだけ。
その方がかわいい♡
人柄のかわいさがでるんです。
会話そのものを、もう少し広げてみたくなったら、
2回目のデートにつながる会話のコツをまとめた記事もどうぞ。

人見知りの婚活でよくある質問
人見知りの婚活は、話し上手を目指さなくていい

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
人見知りのあなたは、
相手の話をちゃんと聞こうとする人。
言葉を選んで、慎重に関係をつくろうとする人。
それは、直すべき欠点ではなく、
あなたの魅力の裏返し。
話し上手を目指さなくていい。
あなたの気持ちをちゃんと言葉で、態度で返す。
あなたの話聞いてるよ(キラキラの瞳つき)
「ありがとう」を言葉にする
嫌なことは、気持ちを添えて伝える
それだけで、あなたの良さに気づいてくれる人は、ちゃんといます。
あとは、その人がいる場所に、目を向けるだけ。
もしよかったら
自分がどんな相手といると楽に話せるのかは、自分ではなかなか見えにくいもの。
これまで惹かれてきた人と、一緒にいて楽だった人。一度、並べて整理してみませんか。
いま何かを決める必要はありません。




